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大工による出張講演を行いました

2015年12月25日

今年は暖冬のようでほとんど雪は降りませんが、

やっぱり冬は冬。募る冷え込みに困る日々ですが、

先日寒さも吹き飛ばすような元気を、子どもたちからもらってきました。

 

今月「キャリア教育の一環で『建築関係の方の話を聞きたい』

という声が生徒から上がっているので」とお声かけいただき、

隣町の小学校へ重川の大工が2名伺ってきました。

小学校6年生18人の前で講演と実演で約45分間、

大工の仕事について説明させていただきました。

 

大工出張講演

 

伺ったのは、大工歴22年のベテラン棟梁 重川佳明と、

今春入社したばかりの大工見習い 木澤良太(18歳)です。

まずはパワーポイントを使って大工仕事のやりがいや特徴を中心に説明しましたが、

分かりやすいよう丁寧にゆっくり話したり、「柱と土台」の接合模型を見せたりと、

2人とも「どうやったら伝わりやすいか、楽しく聞いてもらえるか」

いろいろと準備し、工夫を込めた授業になりました。

 

大工出張講演

 

そしてやはり、百聞は一見にしかず。

ぴったりに加工した木の凹凸を組み合わせて、接着剤や金物を使わなくても

抜けなくなる技術の説明では、実際に児童の皆さんに接合済みの木材

(写真の縦の木が柱で、横の木が土台になります)を引っ張って

その正確さを確かめてもらったり、

 

大工出張講演

 

材料同士を組み上げる時に使う大きな金槌「かけや」を手にして

重さを感じてもらうなど、実感することで

より大工の仕事の職人技を知っていただくコーナーも。

大工出張講演 大工出張講演

 

併せて陸上部の活動や木育・食育の活動も紹介させていただきました。

 

質問コーナーでは、「仕事を始めるきっかけは何でしたか?」

「仕事の中で大切にしていることは?」

「子どもたちに伝えたいことは何ですか?」など

元気よくたくさん手が挙がり、授業を通して「仕事」や「大工」に対して

興味を深めてもらえたようでした。

 

講師を務めた大工からも

「児童たちが素直で一生懸命聞いてくれたので、話しやすかったです」(重川)

「最初は緊張しましたが、児童たちの笑顔に気持ちが和んで、

普段感じていることを素直に話すことができました。

むしろ児童たちの笑顔に元気をもらいましたね」(木澤)

と感想があがるなど、楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。

 

授業の最後は、

「何でもいいので、目標を持って生活をしていってください」(重川)

「自分で決めたことは、最後までやり抜いてください」(木澤)

という2人からの児童たちへのメッセージで締めくくられました。

 

大工出張講演

 

会社の場所を説明する際、「冬になると煙突にサンタクロースが

のぼる家のところ」とお話ししたら、すぐに皆さん分かってくださった様子。

私たちの会社が、子どもから大人まで地元に暮らす皆様から

広く認知されていることはとても嬉しいことです。

 

来年もまたこのような新しい出会いがたくさんあるのではと、

楽しみでなりません。

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