2014年05月28日
先日、5年前にご縁をいただいたお客様の渡辺様のお宅へ伺う機会がありました。
久しぶりにお邪魔したところ、エントランスには見事なオブジェが!
奥様にお話しを伺ったところ、昨秋、お庭のハゼノキをふと見上げた時にひらめき、
ご主人が山から拾ってきたツルと組み合わせて生けたそう。この作品を引き締めている
赤いチューリップは造花だそうですが、教えていただくまでは生花だと思っていました。
それだけ生き生きとした躍動感が作品全体から感じられました。
もともと幼少期に少し生け花をを習われていたとのことですが、「ただ好きなだけで…」と謙虚なお言葉。
このダイナミックなバランスを生み出せるなんて、きっと素敵な感性をお持ちなのだと思います。
さらに驚いたことに、小物はすべて「元からあるもの」で、
花器はお母様が甘酒を作っていた甕、野趣溢れる敷台は、家に昔からあったものだそう。
あるものから美しいものを生み出す奥様のセンスと、
ご主人の手先の器用さがあっての作品なんですね。
渡辺様、これからも素敵な作品を作られること、楽しみにしています!
その時はまた是非お邪魔させてください。