2022年09月12日
◆新潟市西区
中庭を内外より愉しむコの字の間取りで外との繋がりを大切にした住宅です。
外観は、2階の切妻屋根と軒先を低く抑え勾配を緩くした下屋で構成された端正な印象。 来客を迎える正面の庭は、あえて屈折させたアプローチを進みながら季節感を愉しめます。 ポーチからは、中庭の植栽を愉しみつつ玄関戸正面には、雨に塗れず出し入れできる外収納も設置しました。
玄関を入った正面板張りの壁は、納戸⇔食品庫⇔キッチンへ続く隠し扉とし、デザイン性と利便性を両立。 1階のリビング・ダイニング・キッチン・畳コーナーは壁と建具を出来るだけなくし解放感を重視。
リビングには、大開口の片引き窓を設置し、一年を通して中庭の植栽の紅葉や揺らぎを愉しめます。
天井を高く魅せるためにあらわした化粧梁や間接照明により照らし出されるリコルク天井の陰影は
飽きのこない本物志向の空間に仕上がりました。
小上がりとした畳コーナーは、畳をめくると大容量の収納となっています。 洗面と脱衣はワンルームとなっており、必要に応じて引込建具で仕切ることが可能。 1階にまとめた水廻りは、暮らしやすい動線となっています。