住宅実例【和風住宅10】心静かに茶の湯を楽しむ、和の伝統美学

匠ブログ

「住宅の実例を通して理想の暮らしをカタチに」

ホームページのブログコーナーでは、住宅の実例をカテゴリ別にご紹介してまいります。お客様の住まいづくりに役立つアイディアやデザイン、工夫をお届け出来ましたら幸いです。

【和風住宅10】

道路との境界線を四つ目垣で仕切り、優しい雰囲気を演出。竹や木々と洗い出しのアプローチが、訪れる人々を玄関へと導きます。

 

四季折々の移ろいを肌で感じる植栽と、特別な時間を演出するつくばいのある茶庭。手と口を清める際には前かがみになるため、それが蹲(うずくま)るように見えたことから「うずくまる」と同じ意味の「つくばう」と呼ばれるようになったという説があります。

 

玄関から続く土間は、南の庭へとつながり、家全体を明るく開放的な空間へと変えます。来客を迎える際の応接スペースとしても活用でき、暮らしに彩りを添えてくれます。

 

8帖の茶の間は、障子で緩やかに仕切られ、通り土間と縁側と豊かなつながりを持ち、畳数以上の広がりを感じさせてくれます。

 

貴人畳、手前畳、炉畳、床の間、床柱、床框、落掛など、茶室の伝統的な要素をすべて備えた四畳半の京間です。

 

お手持ちの道具をすっきり収納できる、使い勝手も追及した水屋です。水屋とは、茶室に隣接して設けられる茶道具や水などを用意するための場所。茶事の準備から後片付けまで、茶道の重要な役割を担っています。

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