【ランラン日記vol.39】 厚底vs薄底ランニングシューズの賢い履き分け方

匠ブログ

「最近流行りの厚底シューズって本当にいいの?」
「昔ながらの薄底シューズじゃダメなのかな?」

ランニングシューズ選びで、多くのランナーが一度は悩むのが「厚底」と「薄底」のどちらを選ぶべきかという問題!

結論から言うと、どちらが絶対に優れているということはなく、それぞれに違ったメリット・デメリットがあります。

  1. 話題の「厚底シューズ」メリット・デメリット

今やエリートランナーから市民ランナーまで席巻している厚底シューズ。その最大の特徴は、最新技術が詰まった「分厚いソール」にあります。

【メリット】

☑圧倒的なクッション性: 着地時の衝撃を極限まで和らげ、膝や関節への負担を減らします。

☑ポンポン進む推進力: カーボンプレートや高反発素材により、少ない力でストライド(一歩の歩幅)が伸び、タイム短縮が狙えます。

☑翌日に疲れを残さない: 筋肉へのダメージが抑えられるため、走った翌日の疲労感が軽くなります。

【デメリット】

☑足元のグラつき(不安定さ): 地面からの位置が高いため、カーブやデコボコ道で足首をひねりやすい面があります。

足裏・足首の筋力がサボりがち: シューズが優秀すぎるあまり、足本来のバネ(足裏の筋肉やアキレス腱)を使う機会が減り、筋力が低下するリスクがあります。

☑価格が高く、寿命が短め: 1足3万円前後するものも多く、反発性が維持できる寿命(走行距離)も300km〜500km程度と短めです。

 

  1. 根強い人気の「薄底シューズ」メリット・デメリット

厚底ブームの裏で、ベテランランナーや陸上経験者から今なお根強い支持を集めているのが薄底シューズ。

【メリット】

☑「足本来の力」が鍛えられる: クッションに頼らない分、自分の足裏の筋肉やアキレス腱のバネを使うため、走るだけで足が自然と鍛えられます。

☑圧倒的な軽さと接地感: シューズ自体がとても軽く、ピッチ(足の回転数)を上げやすいです。また、地面を捉える感覚がダイレクトに伝わるため、フォームの修正がしやすくなります。

☑バツグンの安定感: 地面との距離が近いためグラつきがなく、どんな路面でも安心して走れます。

【デメリット】

☑着地衝撃がダイレクトにくる: アスファルトの硬い衝撃がそのまま体に響くため、筋力が未熟だと膝やすねの怪我(シンスプリントなど)に繋がりやすいです。

☑スポーツ貧血: 足裏の衝撃が強く、赤血球の破壊が起きやすいです。

☑選択肢が減っている: メーカーの開発主流が厚底に移っているため、レース用の高性能な薄底シューズの種類自体が少なくなっています。

 

  1. 【一目でわかる】厚底と薄底の比較表

2つの違いを分かりやすく表にまとめました。

項目

厚底シューズ

薄底シューズ

クッション性

非常に高い(衝撃が小さい)

低い(衝撃がダイレクト)

推進力(スピード)

高い(シューズが助けてくれる)

なし(自分の筋力次第)

足元の安定感

低い(グラつきやすい)

高い(ブレない)

足の筋肉への刺激

低い(シューズに守られる)

高い(足裏や腱が鍛えられる)

重量

やや重め(※最近は軽量化も進行)

非常に軽い

    1. 賢いランナーはやってる!「二刀流」の履き分け方

    「じゃあ、結局どっちを買えばいいの?」と思ったあなた。おすすめなのは、どちらか一方に絞るのではなく、用途に合わせて「履き分ける」ことです。

    普段のジョグや練習 =「薄底」で足を鍛える

    毎日のゆっくりとしたジョギングや、短い距離のダッシュ練習では「薄底」を使います。あえてクッションの少ない環境で走ることで、怪我をしないための「強い足の土台」を自力で作ることができます。

    ペース走や本番のレース =「厚底」でパフォーマンス発揮

    週末のロングランや、タイムを狙うマラソン大会本番では「厚底」を投入します。薄底の練習で鍛えた足に厚底の推進力をプラスすることで、後半も失速せず、自己ベスト更新を強力にサポートしてくれます。

     

    ~まとめ~

    ・厚底は「楽に、速く、走るための魔法の靴」

    ・薄底は「自分の足を自力で強くするためのトレーニングの靴」

    それぞれの特徴を理解して使い分けることが、怪我なく、長くランニングを楽しむための一番の近道です。あなたの現在の走力や、次の目標に合わせて、最高の相棒(シューズ)を選んでみてくださいね!

    ブログ一覧へ