軒の深い寄せ棟屋根の美しさ
四方へ深く広がる寄棟屋根。その軒の深い影が、建物の質感と風格を高め、重厚な高級感を演出します。足元には自然石を配し、力強いアクセントをプラス。そして、周囲を優しく包む木塀がプライバシーを守りながら、全体を格調高い「和の佇まい」に高めていきます。
石畳の上品な玄関アプローチ
凛とした美しさを纏うアプローチ。 足元には、石畳が広がり、訪れる人に上品で格調高い質感を感じさせます。見た目の美しさだけでなく、段差の高さや幅にも細やかな配慮が施されており、デザインと機能が調和しています。
飾り棚が季節を彩る玄関ホール
玄関に足を踏み入れると正面には柔らかな光に照らされた飾り棚。季節のしつらえや、お気に入りの小物を飾ることで、住まいの個性をさりげなく表現し、訪れる人の目を楽しませます。間接照明が、空間に奥行きと上品な陰影を添え、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
内と外を繋ぐ、日本の情緒あふれる通り土間空間
玄関から居間、そして和室へとゆるやかにつながる「通り土間」の魅力を現代の住まいに取り入れました。直接アクセスできる居間や和室は、来客時にもスムーズに案内でき、おもてなしの空間としても活躍します。
数寄屋の趣き。伝統の意匠と茶の湯の心を満たす本格和室
格式ある和の空間を演出するため、一部に掛込天井を採用し、深い趣と立体感を生み出しています。そして、本格的な茶の湯の場として、中央には炉をしつらえました。
通り土間から繋がる、開放的で多様な繋がりを持つ続き間
内と外、そして異なる空間がゆるやかに繋がります。障子戸を開け放てば、通り土間や玄関へとスムーズに繋がり、また奥の和室とも繋がり、来客時や親戚が集まる際にも、ゆったりと過ごせる空間に変化します。
表し梁がアクセント。料理中も会話が弾む、オープンなLDK空間
表し梁がデザイン性と広がりを感じるリビングダイニング。お料理中も家族とのコミュニケーションがスムーズに図れるレイアウトです。
お気に入りの家具が映える、美しく機能的な造り込み収納
お客様がお持ちのお気に入りの家具を最大限に活かし、それに合わせて造り込まれた、機能的な平面収納。オープンスペースや引き出し、扉付きの収納がバランス良く配置され、使い勝手とデザイン性を両立しています。
食料品も備蓄品もたっぷり収まるパントリー
天井から床まで、壁面を最大限に活用した可動棚がL字型に配置されており、食品のストックから飲料、保存食、さらには災害時の備蓄品まで、あらゆるものを効率よく整理整頓できます。棚板は高さ調節が可能なため、収納する物の大きさに合わせて無駄なくスペースを活用できます。
鏡上下の横スリット窓が印象的な洗面空間
洗面化粧台の鏡の上下に横長のスリット窓が設けられているのが特徴です。これにより、外部からの視線を気にすることなく、効果的に自然光を取り入れることができ、日中の洗面空間を明るく保ちます。また、このスリット窓は、空間にモダンな印象を与えるデザインアクセントとしても機能しています。
光を採り込むスリット窓が印象的なレストルーム
カウンター端部に縦長に設けられたスリット窓から差し込む自然光が空間に明るさと開放感をもたらします。
建築概要
軒の深い寄せ棟屋根の佇まい、自然石を用いた土留、木塀が合いまって、落ち着いた和の雰囲気を高めます。
土間を中心とし、玄関〜居間〜和室へとそれぞれ繫がる空間が豊かな暮らしをつくりあげます。土間との部屋の境に設けた障子は柔らかな光を内部に導きます。
家族が集い、作業がしやすいアイランドキッチンを採用。日々のキッチンライフがより一層楽しくなります。脱衣室やトイレなどの水回りについても、スムーズな移動を可能にする動線計画とし、家事効率と使いやすさを両立しています。
ゆったりとしたサイズの造作洗面、トイレ手洗器は施主様のオリジナルのデザインです。
和室は、茶会も可能な様に炉を設け、一部掛込天井とした趣のある一室となっています。
自然素材に包まれた内部空間は、年月を経てより一層趣を増していきます。
| 所在地 | 新潟市秋葉区 |
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| 延床面積 | 50坪(164m²) |
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| 敷地面積 | 72坪(241m²) |