数寄の心、銅板屋根の下 – 侘び寂びを宿す家

  • 数寄屋

建物の屋根とカーポートの屋根を一体化したデザイン。玄関ポーチから車まで天候を気にせず移動できます。

カーポートの天井に木材を使用することで、温かみのある空間に。玄関廻りは石を中心とした前庭をつくり、重厚感ある雰囲気に。

木小舞天井は、木と大工の技が織りなす、格調高い美意識が息づく空間美。木のカウンターには季節のお花を飾り、おもてなしの心を。細部にまでこだわったデザインは、住む人の美意識と来客をもてなす心が感じられます。

玄関脇の下足クロークは靴やコートだけでなく、ベビーカーやアウトドア用品も収納できます。可動棚になっているので、収納するものの大きさに合わせて高さを調整できます。

造り付けのカウンター収納がダイニング周りを片付け上手にしてくれます。ニッチにはお気に入りの小物を飾って彩りとアクセントを。

キッチンの収納扉に杉を使用することで、空間全体に木の統一感と温かみを感じます。

太鼓梁が開放感を演出する勾配天井のリビング。障子や畳といった和の要素を取り入れつつ、間接照明で落ち着きのある空間に仕上がりました。

建築概要

住宅地に建つ、夫婦二人のための平屋の住まい。

居間の勾配天井と太鼓梁、そして無駄のない動線が坪数以上の広さを感じます。

釣りが大好きなご主人のために、車庫近くに魚をさばくための土縁を用意。
すぐ近くに道具や冷蔵庫の収納スペースも設け、海釣りライフを満喫できるようにしました。

食堂に設けたニッチには、旅行先で購入した小物や、小さな洋酒のボトルが飾られています。人生を新居とともに楽しむお二人、食事のたびに思い出話に花が咲くでしょう。

所在地新潟市江南区
延床面積28坪(92m²)
敷地面積60坪(198m²)