のどかな田園地帯に建つ切妻屋根の外観。最初の要望は 「おもしろい家がいい」でした。
人が集まることが多い生活スタイルを反映、ご夫婦のおおらかさが形になったような住宅です。
南には娘夫婦の新居があり、中庭を共有しています。
北にも庭を設けることで中庭から居間越しに北の庭を見通すことができます。
その先はどこまでも田園地帯が続いています。
南北にフルオープンとなるスライド式の大開口を開け放てば杉の一枚板の座卓の上を心地よい風が通り抜けます。
ここではご主人の楽しみである宴会が毎週のように(?)繰り返されるはずです。
居間と庭をつなぐ「土縁」、これも南北にしっかりとつくりました。
深い軒は照り付ける日差しや風雨、ゲリラ的な積雪から住む人を守ってくれることでしょう。