「和風棟の庭」雪化粧に見る、住まいと自然の調和
匠ブログ
冬の風景が語る、私たちが大切にする「庭づくり」
先日降った雪が、当社の和風棟の庭先をほんのりと白く覆いました。
雪が積もる飛び石の周りには、石に沿って鮮やかな苔(コケ)の緑が見えています。この雪と苔が織りなす対比が、なんとも言えない趣を醸し出しています。

雪が解けることで姿を現す苔は、この土地と季節に根付いた自然の営みです。私たちは、単に建物を建てるだけでなく、その土地の気候や風景を活かし、四季折々の変化を身近に感じられる庭の設計を心がけています。
また、苔は、時間とともに石や庭に深みを与える存在です。住まいの魅力を引き立てるこのような経年変化を楽しめる素材の選択も、和風棟をはじめとする当社の家づくりのこだわりです。

雪の中でも力強く咲くツワブキ(石蕗)の黄色の花。冬の寒さに負けず、鮮やかな葉と花を見せる植物が、庭に温かみと彩りを与えてくれます。
雪化粧が映し出す自然の美しさ、年を重ねるごとに愛着が増す住まいと庭の調和。これこそが、私たちが目指す心地よい住まいです。
