材木市場での 【木材の選定】

現場通信

先日、住宅で使用する木材を選定するため、材木市場へ行ってきました。

■下見板用の杉板

・仕様:節あり、※源平色(げんぺいいろ)

・主な使用用途:住宅の外壁(下見板)、化粧の野地板

※源平色とは・・・木材の中心部分である「赤身」と周辺部分である「白太」が、同じ材に現れている状態を指します。

■材料の確認

1.抜け節の有無

節が抜け落ちて穴になっているものがないかを確認します。特に外壁に使用する場合、ここから虫が侵入する原因となるため、注意を払います。

2.腐れ、色合い

水濡れや乾燥不足による腐れ、カビなどの兆候を示す色合いの悪いものなどがないかを確認します。良質な木材は、美しい木目と健康的な色艶を持っています。

3.木目の通り、美しさ

源平材の特徴である赤白の色合いや、板目(波のような木目)と柾目(まっすぐな木目)のバランス、さらには板の反りやねじれに繋がらない木の繊維が通った材であるかを含め、総合的に判断します。

 

私たちにとって、木材市場での仕入れは、単に「材料を買う」作業ではありません。

お客様の家の、「どこで、どんな役割を果たすのか」を一つひとつ丁寧に考えながら、その場所にぴったりの、いい材を選んでいく、とても大切な時間なのです。

厳選された素材から始まる、安心で美しい住まいづくり。「こんな家ができるかな」という漠然としたイメージでも構いません。どうぞお気軽に、私たちの家づくりにご相談ください。

ブログ一覧へ