♯3大工のてしごと 「継ぎの一枚編」

匠ブログ

カウンター材や造作家具として無垢材の幅が必要な時、一枚板として使いたい場合に、「幅はぎ」という手法が用いられます。これは、無垢材の板を接ぎ合わせることで、一枚板の無垢材として利用できるようにする技術です。

無垢材ならではの温かみや木目、色合いといった豊かな表情を、広々としたカウンターで楽しみたいというニーズに応えるのが、この「幅はぎ」の目的です。一枚ではなかなか得られない幅広さを実現できるだけでなく、木材の持つ自然な風合いを損なうことなく、空間に上質な雰囲気をもたらします。

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