2014年06月30日
とっても珍しい一輪のブーケ。
一見大輪のバラのようにも見えますが、実は生花ではありません。
皆さん、材料は何だと思いますか?
正解は、なんと 桧材 です!
およそ1mの桧の角材をカンナで薄く削り、折り紙のように手早く丁寧に折り込んでいくこと一時間。
地道な作業の末、直径20cmの立派なブーケが完成しました。
このブーケを作ったのは、大工歴19年の女性社員。
結婚祝いのために作られたもので、彼女は同僚への贈り物に
「確かな腕」と「女性心」の効いた作品を作り、祝ってくれます。
このブーケづくりは昨年のお客様感謝祭でも行いましたが、
女性と小さなお子様を中心にとても人気のイベントとなりました。
カンナをかける軽快な音と、自然と心が和む桧の香りに、
作る様子を見ているだけでも気持ちがいいものです。
生花の華やかさとは異なりますが、心地よい肌触りと桧がふわりと香る
世界にたったひとつの特別なブーケ。枯れる心配もないので、いつまでも大切に飾りたいと思います。
他にもたくさんある彼女の作品は、また別の機会にご紹介します。
熟練の大工の腕によって木の新しい魅力が引き出され、どんな素敵な作品が生まれるのか…
どうぞ、楽しみにお待ちくださいませ。