2014年12月18日
ずらりと並んだお能のお面、迫力がありますよね。
6年前にご縁があったU様のお宅へ先日メンテナンスでお邪魔したところ、
和室に飾られていたお面が見事だったので、お話を伺わせていただきました。
元々手先が器用というU様は、退職後、お友達からの誘いをきっかけに、
10年以上もご趣味で能面を作られているとのこと。
なんと、今までに60点もの作品を作られてきたそうです。
型紙を桧(ひのき)の角材に当てて彫るそうですが、なかには型紙のないものも…。
そんな時には、ご自分で写真を見ながら型紙から作ってしまうそうです!
着色用のアクリル絵の具や岩絵の具、ツヤ出しに使う鯛の歯がついたペンなど、
珍しい道具もたくさん拝見させていただきました。
「一番大変なのは、髪や目、眉など筆で細い線を描くところですね。
一つの作品を作るのに2~3ヶ月かかることもありますが、楽しみながらやっています。」
趣味の領域ですよ、とご謙遜されていましたが、希望に応じてプレゼントされたり、
金融機関での個展の引き合いもあったりするとのこと。
また、ご近所の皆さんやご友人に、気軽にお面を観に立ち寄って頂きたいと、
先日ご自宅で展示会を開かれたそうです。
少しの違いで印象がまるで違うので、一つとして同じ表情のお面はありませんでした。
ご自宅に飾られているたくさんの作品を拝見しながら好みのお面を探すのも楽しそうです。
和風の戸建て住宅にしっくりと馴染み、なおかつ個性的な趣きを醸し出すお能のお面。
また作品が完成されたら、是非お伺いさせていただきたいと思います。
趣味をご自宅で楽しめると、暮らしはより一層楽しくなるものですよね。
重川では機能や設備といった性能面はもちろん、趣味やライフスタイルも
住宅づくりに反映した家づくりを実現できます。
設計を考える際に「こんな暮らしがしてみたいな。」と思われたら、どんどんご要望をお話しください。