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「おもかわたしなみ塾」最終回生け花教室を開催

2017年03月06日

いよいよ重川たしなみ塾の生け花教室が最終回を迎えました。

当初は4月・6月・8月・10月・2月の5回の開催予定でしたが

生徒さんのお声と先生のご厚意で、年末特別編として12月末にも

お正月の花の教室を追加開催するほど盛り上がった本教室。

生け花を通じて楽しく新しい交友が育まれ、あっという間の最終回になってしまいました。

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今回のテーマは「『雛まつり』に添える」。

用意された花材は桃、雪柳、シンピジウム、フリージア、菜の花の5種類。

最初に先生から、雛まつりにまつわるお話が。

「『飾り雛』は江戸時代になってからで、それまでは『流し雛』が行われていました。

女の子が病気をせずに元気に育つよう、邪魔なものを雛に託して川に流し

邪気祓いをしていたんです。」

最初は飾るものではなく、流していたんですね。

お話しを伺って驚きました。

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そして「桃の節句」とも言われる雛祭りの桃についても「雛祭りに桃を飾るのは

時期的に咲いていたことだけではなく、桃がとても優秀な薬として重宝されていたからという

理由もありました。桃のローションが子どもの汗疹にいいという話もあるんです。」とのこと。

楊貴妃は桃の花のお酒を飲み種の中身を食べて、美しく強くなったとも言われ

特に女性によく効く薬だったそうです。

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桃は、葉よりも先に花が咲く「花木(かぼく)」に分類される植物ということで

生け花教室の初回「花木を生ける」を思い出しながら、最初の頃よりも

みなさん慣れた手つきで桃の枝ぶりや表裏を見分けつつ、着々と生けていきます。

 

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さらに枝に動きのある雪柳を挿して、優しい黄緑色のシンピジウムで華やかさを

菜の花でボリュームを演出したら、最後に2色のフリージアで色味を足して完成です!

 

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最後の作品が完成したことに、嬉しくもちょっと寂しい気持ちにしみじみとしていたら

なんと先生がサプライズプレゼントを用意して下さっていました。

これには私たちスタッフもびっくり!

出してくださったのは、雛人形の横に添えるのにぴったりのアレンジメント用のお花。

先生の「かわいく仕上げてくださいね。」というオーダーのもと

桃、菜の花、スイトピーを挿していき、足元は菜の花の葉でオアシスを隠します。

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そして「まっすぐ、すくすくと成長することを願って、最後に麦を一本立ててください」との

先生の一言を耳に、皆さん思いがけないサプライズタイムを楽しまれていました。

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一日で二度も楽しめた今回の生け花教室。講座後の自分の力作を見ながらの

恒例のカフェタイムでは、生徒さんからどんな質問にも優しく丁寧に答えてくださった先生への

尊敬や感謝の言葉が次々と贈られていました。

また先生からは、木に囲まれた素敵な会場で教室ができたり、展示できる場所があることは

滅多にないことで、ありがたいことだとお言葉を頂きました。

こんな素敵な会にしてくださった先生と生徒さんたちに、

私たちも感謝の思いでいっぱいになりました。

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今年度のたしなみ塾の「いけばな教室」と「アグリクラフト教室」は

全プログラム終了となりました。

今後も皆様と一緒に楽しめる会を企画してまいりますので

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

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