農業を営む二世帯同居の住宅。
1,2Fで各世帯の寝室は使い分け、1F水廻りは共通で利用します。
外観は2F妻面を正面に見せながらも、玄関ポ-チから和室前に土縁
を通し軒を深く出す事で、建物の表情を整えました。
数寄屋の雰囲気の玄関は、正面に坪庭を配した上質なもてなし
空間となっています。
隣接して大容量のシュ-ズクロ-クを設け、家族の人数分の履物が
収納可能で、実用上も玄関はスッキリとお使い頂けます。
和室造作材は秋田杉を用い、掛け込み天井や神棚廻り等
丁寧に造り込みました。
居間、食堂、水廻り空間は、機能的に回遊性をもたせながらも
隠したいところは隠せるレイアウトとしました。
居間は、畳敷きで自然素材に囲まれた寛ぎの空間となっています。
勝手口は、農作業小屋に近い位置に設け、利便性も高めました。
また洗濯物の室内干し可能な洗濯室もしっかりと設けられています。