庇の長い門屋根に趣を添える老松。
伝統の建築美を表現する門屋は独特の趣と落ち着きを漂わせます。
穏やかな緑のそよぎ、緩やかな水の流れ、雁行型の風情ある新築住宅。
切妻と入母屋を組み合わせた屋根に安田瓦を用いた外観は、優しく落ち着きのある佇まいを醸し出しています。
松、なら、ひばの古木も数寄屋の情趣を一層盛り上げています。
鼻先に銅板をあしらった裾の長い切妻。その棟下に扁額。
土縁の柱と桁は北山杉の磨き丸太。濡れ縁の床は桧の板張り。
土縁の柱下には安田石の沓石。床は寒川たたき。
茶室前には苔庭、飛び石を配置し、露地にはせせらぎが流れています。
網代の天井と秋田杉無垢の下駄箱が端正な佇まいを表現しています。
灯ともし頃、帰宅するご家族を温かく迎え入れます。
訪れるお客さまには爽やかな印象を与える、シンプルで柔らかい雰囲気の空間になりました。
匠の技により仕上げられた客間は、舟底天井に簡潔な床の間。
木の香漂う注文住宅は和のやすらぎに満ちています。
重川では建主様のご要望をしっかりと受けとめ、精緻な設計と気迫のこもった職人仕事で、
味わいのある数寄屋空間を創り出します。
正面に赤松の床柱。
六畳に台目をつけ、台目切りと四畳半切りの二通りのお稽古が可能なやや変則の六畳台目。
天井は網代張り、壁は京都から取り寄せた聚楽土壁。